ゴッホ「星月夜」を観ていて思ったのだが
過去記事にも書いたが、私は絵画を観るのが好きで、もちろんゴッホ(Vincent Willem van Gogh)の作品もとても好きだ。ゴッホの数ある作品の中でも、とりわけ、「星月夜(De sterrennacht)」が特にお気に入りである。
この狂おしい感じがたまらなく、私の部屋にも、原寸よりも少々小さめのサイズのアートポスターが飾ってあったりする。妙に落ち着くんだよね、この絵を見ていると。
で、最近気付いたのだが、この絵って、人、というかゾンビとか魔物に近いが、顔が隠されてないか?…おそらく、3つの点が集まった図形を人の顔と判断してしまうシミュラクラ現象というやつだとは思うが。
具体的にはこうだ。
絵の中央に配置される2つの「ぐるぐる」が両目、その下の教会らしき建物の尖塔を除いた部分が口、両目の間の「ぐるぐる」が額または前髪、向かって左目の左の糸杉の右の縁が顔の一方の輪郭。鼻は少々惜しいが教会らしき建物の尖塔。
もちろん、気のせいだとは思うけれど、一度そう見えてしまうと、その呪縛からはなかなか離れられないのだな、これが。…常に見られている感覚も、悪くない。