私は何も考えない

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艦これアニメ第12話~最終回観たけど…

艦これアニメ第12話、最終話を観た。

とりあえず、前回感想の予想の結果は(1)だった。まぁハッピーエンドに纏めようと思ったら、これになるだろう。(2)では鬱展開以外考えられない。

ともあれ、12話では、いわゆる無難な展開で最終話がハッピーエンドで締められていた。

つまり、駆けつけた吹雪が赤城への爆撃を迎撃し、その後、一時的に絶望的な展開になるものの、提督の謎の復帰と、大鳳の謎の援護、そして大和の到着(これは謎ではない)、等々により勢いを取り戻し、遂に敵深海凄艦を撃滅、ハッピーエンドに至る、という。

唐突な大鳳による援護や提督の鎮守府への復帰など、ご都合主義的な展開であることは否めないと思うが。

何だかんだで、艦これアニメは、2015年初春季のアニメの中で全話を略リアルタイム(でもないけど。その週のうちに、くらいの意味で)で観てしまった唯一のアニメなわけである。ちなみに他に観ていたのは「純潔のマリア」と「幸腹グラフィティ」。録っただけで観てない回があるので、春アニメ始まる前に観ておかないと。

が、敢えて言わせてもらうと、また、これは、もう100万人くらいに言われているだろうことは想像に難くないが、艦これアニメは、「劣化ストライク・ウィッチーズ」であることは、間違いなかろうと思う。

世界観でいえば、共に第2次世界大戦をモチーフとしている。これは、オリジナルの艦これが元々そうであるので、まあいいとして、時間軸的には、ストライク・ウィッチーズ(以下、ストパン)はおそらくパラレルワールド、これに対して艦これアニメは、おそらくループ。違いはあるけれど、似ているといえば似ている。

最終話での飛行場姫は、すっかりネウロイである。劇場版ストライク・ウィッチーズのラスボスの巨大ネウロイを彷彿とさせる。戦闘機を次々と放つ姿とか、破損からの復帰の様子とか。

艦娘達にしても、艤装装着シーンなどはストパンのストライカーユニット装着シーンを意識していると思われる。ただ、私的には、この艤装装着シーンはなかなか面白いと思っていたのだが、作中では省略されていることが多く、少々残念であった。

深海凄艦の正体が不明なところもネウロイに通じるかとも思うが、これはゲームとの関連というところが大きいとは思う。

結局何がいいたいのかというと、艦これアニメは、ストパン的世界を間借りしてゲームの艦これの要素をぶちこんだというだけの、いかにも中途半端なアニメではなかったか、ということなのだ。

ストパンにおけるネウロイは、圧倒的な恐怖として描かれている。ネウロイに蹂躙される人々、街、国が描かれ、ウィッチたちはそれらを取り戻そうと戦う。

これに対して、艦これアニメにおける深海凄艦は、単に「敵」であり、しかもそれが何故「敵」であるかの描写が乏しい。敵として対峙した際の恐怖はあるが、手出ししなければ襲ってこないのでは、などとも考えてしまう。このへんがゲームをアニメ化する際の難しい点なのかも知れないが、ゲームを忠実にアニメ化しすぎたともいえる。

艦娘は軍艦の擬人化であり、「人間」を登場させるのが困難であるという問題もあったのかもしれない。

最後に「続編制作決定」の告知があったが この告知を見た瞬間「うえっ」と声が出た。そういう人は多かろうと思う、続編も今回の路線だろうけど(4コマ原作だと別作品になってしまう)、見応えあるマトモに観ることができる作品を期待する。

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