体育が嫌いだったし、今でも嫌い
私は、自慢じゃないが、運動神経が超鈍い。いや自慢するものでもないけれど。
でもって、小学校~中学校~高校では体育が嫌いだったし、今でも、体育的なものは嫌いだ。
小学生の頃、鉄棒の逆上がりができたのは、クラスで一番遅かったと思った。小学2年生くらい。担任の先生が付ききりで逆上がりを練習したような記憶がある。できない、というより、怖くて泣いたりした記憶もある。
何とか逆上がりはクリアできたのだが、2度とやる気は起きなかったし、おそらくそれ以来鉄棒には触ってもいないと思う。
水泳も当然ダメ。
水そのものがイマイチ苦手というのも当然あったが、それより何より、息継ぎができなかった、というより、理解できなかった。
水中で目を開けるのも何とかなったし、しっかり水に浮いたので、平泳ぎくらいならぼちぼちいけた。
だがクロールは。クロールはダメだった。とにかく、息継ぎのやり方がさっぱり分からない。「こういうふうにするんだ」と何度教えられてもできない。
上手な人の泳ぎ方を見て、ふむふむ、と思ったりもするが、いざやってみるとできない。
なんていうかな、自分の体の動かし方が分からないわけ。
「手足をこう動くようにするには、どこをどうやって動かせばいいのか」、ということが分からないのである。
また、「自分はこう動くように手足を動かしているつもりなのだが、実際どう動いているのか」が分からない。
この感覚は、普通に泳げたり鉄棒できたりする人には全く分からないだろうと思う。
もっと分からないのは、「なぜ鉄棒なんぞせにゃならんのだ」ということ。単に体育の点数が欲しいだけの理由でやっていて、面白いわけもなく、当然上達もしない。苦しいだけ。
マラソンとかも理解不能だった。なぜ延々とただひたすら走らなきゃならんのだ。
そうそうこれ。まさにこんな感じ。
はじめて逆上がりが出来た女の子:成功後の一言が指導者を撃ち抜く - なわとび1本で何でもできるのだ
運動音痴は年齢を重ねた今になっても変わらず、例えば、電車内で立っていて、吊り革から手を離すと倒れそうになる、というか、実際にひっくり返ったことがあるし(後ろの椅子に座っていた方々、ご迷惑をかけて済みませんでした)、ひっくり返りそうになったことも一度や二度ではない。
…まぁ、他人の何十倍も「訓練」すれば、人並みくらいにはなれるのかもしれない。ただ、その努力の代償が「人並みになれる」程度のものであれば、そのエネルギーをもっと他のものに振り向けた方がいいかと。